紅葉のミステリーツアー:2019.11.24
ノグチ師匠から「紅葉のミステリーツアー」* の案内を受け、11月24日、群馬県館林市に向かいました。
* メールの「紅葉のミステリーツアー」内容は、吉木堂の「ずんだ串団子」付きで①館林駅から20km圏内の「とある場所」
②芸術を極める
③紅葉の低山
で、場所や内容は「お楽しみに」とのことでした。
…関東地方は、11月22日から23日にかけて冷たい雨が降り続き、24日の午前中も雨の予報でした。
当初のプランは、①、③からのスタートでしたが、雨のため①、②に変更となり、館林駅集合も9時から10時となりました。
ミステリーツアー参加メンバー[オマタさん、ヤスダさん、タカハシさん、私]は、ロータリーでノグチ師匠の車に乗り込み、早速、吉木堂で「ずんだ串団子」をゲットしました。
…………………………………………………………………………………………………………[1]群馬県立館林美術館
ミステリーツアー最初の「とある場所」は、群馬県立館林美術館*でした。館林美術館では、10月5日(土)~12月8日(日)の期間で、「ピカソ展ゲルニカ[タピスリ]をめぐって」が開催されていました。
*群馬県立館林美術館HP
●ピカソ展のチケット
*写真は、ノグチ師匠撮影のピカソ展チケットと群馬県立館林美術館の展示室1です。
**「ピカソ展ゲルニカ[タピスリ]をめぐって」は、ゲルニカの原画を同寸大で織ったタピスリ(タペストリ-)を中心に、100点を超す絵画や版画、関連作品が展示されていました。
***タペストリ-のゲルニカをはじめ、パブロ・ピカソ(1881-1973)の作品を観ながら展示場を移動しましたが、中でも「黄色い背景の女:油絵・キャンヴァス・1937」と「平和のための世界青年学生祭展(東ベルリン):スカーフ・1951」が印象に残りました。
ピカソ展の会場から、フランソワ・ポンポン*の作品を観にアトリエに向かいました。
*フランソワ・ポンポン(1855-1933)は、動物彫刻に革新をもたらしたといわれるフランスの彫刻家です。
**館林美術館は、フランソワ・ポンポンの彫刻、素描作品、資料を多数収蔵していて、一部が常設展示されています。
●ポンポンのアトリエと紅葉①
*タカハシさん撮影のアトリエとイロハモミジです。アトリエには、ポンポン晩年の代表作で2m50cmを越える「大鹿:ブロンズ・1929」や動物彫刻が展示されていました。
●ポンポンのアトリエと紅葉②
*②もタカハシさん撮影の写真です。アトリエの周りは、緑、黄、朱、赤のグラデーションの林が広がっていました。
アトリエの周りの紅葉を観て、本館の展示室1*でポンポンの作品を鑑賞しました。
*展示場内の動物彫刻は、「牝豚・ブロンズ(11.0cm×20.0cm×5.5cm)・1918-1925」をはじめ、丸みを帯びた「シロクマ:白色大理石(24.7cm×45.5cm×ll.7cm)・1923-1933」や「大黒豹:ブロンズ(25.Ocm×81.Ocm×14.0cm)・1930-1931」等、小さな彫刻にも関わらず存在感のある彫刻でした。
…ピカソ展とポンポンの作品で芸術を極めた?後、昼食をとり、次の「とある場所」に向かいました。
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[2]唐沢山の紅葉
次のミステリーツアー①、③の「とある場所」は、2年前の3月に訪れた栃木県佐野市の唐沢城址と唐沢山神社* でした。
*弥生の低山ハイク・唐沢山城址:2017.3.5
前回の唐沢山は麓から登山道を上りましたが、今日は雨のため車で山頂部の駐車場まで上り、唐沢城址と唐沢山神社を回ることにしました。
*タカハシさん撮影の南城の座禅瞑想猫です。唐沢城址には沢山の猫(出会った猫は15匹くらいでした)がいて、各自(各猫)寝転がったり、日向ぼっこをしたり、と勝手に過ごしていました。
■唐沢山神社・拝殿
*唐澤山神社は、1883(明治16)年に唐沢山城・本丸跡に創建された神社です。
■唐沢山神社・唐獅子①
*拝殿の右手前に、右脚に手鞠を持った唐獅子がいました。口に玉をくわえていて、触れると動きました。玉と口の中をどのように彫ったのか不思議です。
*左手前の唐獅子は、左脚に子獅子を持っていました。また、口の中の玉も動くように彫られていました。
**両獅子は、中国を起源に持つ唐獅子です。二頭はつがい(夫婦)で、手毬を持った獅子が雄獅子(父獅子)、子獅子持っている方が雌獅子(母獅子)です。
■唐沢山神社・拝殿と本殿
*拝殿(左側)と本殿(右奥)です。唐沢山神社は、940(天慶3)年に東国の乱で平将門を滅ぼした藤原秀郷公が祀られています。
■唐沢城・高石垣①
*本丸南西の石垣は、400年以上前の安土桃山時代に築かれた高石垣です。高石垣の下では、ミステリーツアーの参加メンバーが歩いていて、ノグチ師匠は石垣にカメラを向けていました。
*ノグチ師匠撮影の高石垣です。高石垣は、高さ8m・幅約40mで、南局の西側に続いていました。
**唐沢城は、土の城が主流だった関東では珍しい高石垣の城です。歩いてみて、続・日本百名城(関東七名城)に指定された理由が良く分かりました。
●唐沢山の紅葉
*大炊の井(おおいのい)の近くの広場で、「ずんだ串団子」タイムをとりました。紅葉より団子でしたが、広場のイロハモミジも、雨上がりで潤いのある結構な紅葉でした。
今日の歩歩歩数は、10,500歩でした。
END